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【おむすび史】日本最古のおむすびってどんな形?

日本人ならみんな大好きなおむすび、もっと知ってもっと好きになってもらいたい!ということで、「学んで楽しいおむすび史」特集です!

ちなみに、関東地方は「おにぎり」という人が多いと思うのですが、今回はあえて「おむすび」と表記することにしました。おむすびは「御結び」とも書き、素材と素材を「結ぶ」という意味も込められているそうなのです。縁を結ぶみたいでいいですよね。

今このページを読んでくださっているあなたが、この記事にたどり着いたのも何かのご縁・・・ということで、よろしければ最後までお付き合いください!

日本最古のおむすび!カタチは○○形!?

日本人のソウルフード「おむすび」。その誕生はなんと弥生時代まで遡ります!その証拠に、弥生時代後期の遺跡、石川県の「チャノバタケ遺跡」で「日本最古のおむすび」の化石が発見されています。面白いことにその形は今も定番の三角形なのだそうです。二千年も前からこの形が受け継がれていると思うとロマンを感じますよね。

季節で名前が変わる?―おはぎとぼたもち―

時代は飛んで平安時代。おはぎとぼたもちが収穫祭のお供え物として誕生します。「おはぎ」と「ぼたもち」は基本的には同じもので、作られる季節によってその呼び方が変わります。小豆の形が秋の七草の萩の花に似ていることから秋には「おはぎ」、そして春に咲く牡丹(ぼたん)の花にちなんで春には「ぼたもち」と呼ばれます。四季や草花を愛でる風流な日本文化を感じますね。

戦時中の兵糧食?

戦国時代になると、おむすびが携帯食として広まり始めます。戦時中はコンパクトに持ち運べて腹持ちがよい食べ物が携帯食として好まれ、長期戦ではお餅が一番人気だったそうですが、おむすびも簡単に作れて食べやすいので重宝されていたそうですよ。

江戸時代のファストフード?いなりずしが誕生!

江戸時代には、庶民の食べ物としていなり寿司が生まれました。見世物小屋等が立ち並ぶ歓楽街で、小腹がすいた人向けに簡単に食べられるということで広まったそうです。現代で言うファストフードがこの頃から存在していたとは驚きですね!

肉とご飯を結ぶ!肉巻きおむすび

平成時代のおむすび代表は「肉巻おむすび」。実は意外と最近生まれたものなんですね!1997年に宮崎県の飲食店で賄い食であったものを常連客に提供したところ大人気となって広まったそうです。今やB級グルメとして親しまれていますね。

新時代のおむすびは・・・?

ここまでおむすび史を見てきましたが、それでは令和時代を代表するおむすびは一体どんなものなんでしょうか?筆者がイチオシしたいのが、一時期テレビやネットでも話題になった「おむすび茶漬け」です。お椀の中におむすびを入れて、出汁を注ぐだけの簡単メニューなのですが、おむすびの中から具が出てくるのが面白いんです!

中の具材を意外性のあるものにすると「何が出るかな~」というサプライズ効果も期待できます。ムービージェニックが人気な令和時代にピッタリのメニューではないでしょうか?ぜひ試してみてください♪

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