4月17日は「なすび記念日」!
「よ(4)い(1)ナス(7)」の語呂合わせのほか、冬春ナスは4月が最盛期であること、毎年4月に🍆ナスが大好物とされる徳川家康に献上されていたこと、その家康の命日が4月17日であることから、冬春ナスの主産県のJA・経済連などで組織する「冬春なす主産県協議会」が制定しました。
「なす」と「なすび」の呼び方は地域によって異なります。ざっくり分けると、東日本ではなす、西日本ではなすびと呼ぶ地域が多いようです~
世界中で愛されるナス!
◆ナスは全世界で親しまれている野菜です。生産量世界一は中国で、世界全体の約65%。2位は原産地とされるインドで約23%。中国とインドの2か国を合わせると世界シェアの90%近くを占めています。
品種も世界中で1,000種類、日本国内だけでも200種類近くあるといわれています。
◆日本の生産量は世界で7番目ですが、そのシェアは1%にも満たず、中国の100分の1程度です。(中国3,000万トン、日本30万トン)
日本では写真を撮るとき“ハイ、チーズ”というのが一般的ですが、中国(中国語)では“1・2・3、ナス(イー、アル、サン、チェズ)”」というそうです。そんなところからも?中国では、ナスはおなじみの食材といえるかもしれませんね。
日本のナスは?
◆日本では、冬~春に出荷される“冬春ナス”と、夏~秋に出荷される“夏秋ナス”に大きく分けられます。冬春ナスは冬の時期でも出荷可能なハウス栽培が中心で、4月(~6月)に出荷最盛期を迎えます。
◆一口にナスといっても「中長ナス」「丸ナス」「長ナス」「小ナス」「米ナス」…
さまざまな種類があります。
◆また各地で伝統野菜・在来品種のナスが栽培されていて、埼玉県でもときがわ町で地域特産の伝統野菜「埼玉青ナス」が栽培されています。
ちなみに「ナス」には、アメリカ英語とイギリス英語の2つがあって、イギリス英語では「aubergine」、アメリカ英語では「eggplant」。「eggplant」直訳すると“卵の植物”。アメリカのナスは丸型で卵の形のものが多く、その形から「eggplant」と呼ばれているそうです~
ナスの栄養・効果~ヨロ研野菜もヨロシク!
◆ナスは水分が90%以上を占め、体にこもった熱を冷ましてくれる効果があるといわれています。量は多くはありませんが、ビタミンB類・ビタミンC、カリウム、食物繊維なども含まれています。紫色の皮はポリフェノールの一種“ナスニン”で、強力な抗酸化作用があります。
体こもった熱を冷ます→体を冷やすといわれることもありますが、食べすぎたからといって体温に大きく影響するとは考えにくく、おなかの調子を整え、便秘の予防・改善、生活習慣病の予防にも役立ちます。
ほぼ水分でできている分、低カロリーでヘルシー、ダイエットにも適していますが、ただし!油をよく吸収するので、油の種類・量に気をつかう工夫も大切です~
◆ヨロ研(ヨーロッパ野菜研究会)でも「フィレンツェ」「フィレンツェ」「ヴィオレッタ・ルンガ」「フェアリーテール」「ホワイトラテ」「クララ」といったナスを栽培しています。
いずれも6月以降が出荷時期なので、乞うご期待!
炒め物、煮物、揚げ物、漬け物などさまざまな調理方法があり、単品メニューはもちろん、ランチの小鉢にあるとうれしいもの。関東食糧でもさまざまなナス関連商品の取り扱いがありますので、ぜひご活用ください!
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