スパイスについてまとめてみた その③
🍛カレーはもちろん、食生活に欠かせないスパイス(香辛料)。
そもそもスパイスとは?その歴史は?あれこれ調べてみました。全4回にわたって紹介します。3回目は“カレー×日本”についてお送りします。
カレーが日本に入ってきたのは明治時代
カレーが日本に入ってきたのは明治時代。そこから約100年の間に日本の国民食といわれるほどに成長しました。和食とも洋食とも違う“カレー”というジャンル。日本の食文化のひとつですよね。
カレー(料理)はもともとインド料理ですが、イギリスが東インド会社を設立したことをきっかけに高級インド料理として伝えられました。
カレー粉はイギリスで生まれ、明治時代に日本へ西洋料理として紹介されました。政府が欧米文化を積極的に取り入れる中で、日本人の主食“ご飯”と一緒に食べられることも日本で広まった理由のひとつと考えられています。
ジャガイモ、タマネギ、ニンジンといった“日本式カレー”が誕生したのは大正時代。日本式カレーは軍隊メニューにも採用されていますが、栄養面はもちろん調理が簡単という点でも評価されたためだということです。
そもそも何で“カレー”って言うの?
カレーの語源については諸説あり、どの説が正しいのか定かではありませんが、いくつかの説を紹介すると…
…など、さまざまありますが、インドを中心とする東洋の熱帯・亜熱帯地方で食べられていたスパイシーな料理を、西洋の人がカレーと総称して呼ぶようになっていったものと思われます。
日本のカレーの味の元祖は
当時カレー粉といえば、イギリス「C&B」社の輸入品。おそらく高価なものだったと思われますが、国産カレー粉が初めて発売されたのは1923年(大正12年)。エスビー食品の創業者・山崎峯次郎氏が試行錯誤して、日本で初めて国産カレー粉の製造に成功。その後、1950年に発売された「赤缶カレー粉」が“日本のカレー味”の元祖となりました。
「艦めし」メニュー、特にカレーが豊富すぎる!
ところで…海上自衛隊のHPには、艦艇・部隊のレシピをまとめた「艦めし」という特集ページがあることをご存じですか?
海上自衛官が毎週金曜日に食べるという「カレー」(全54種類!)をはじめ、和食・洋食・中華、スイーツのレシピまで非常に充実、実に130種類を超えています!
ちなみに…海上自衛隊全体のカレールーの年間消費量は年間約45トン。年間200食以上食べられている計算です。メニューの参考に「艦めし」をチェックしてみては?
日常生活の中にも時には刺激が必要なように、定番のメニューもスパイスを使うことで違った味わいになります。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
【スパイスについてまとめてみた】4回目は“スパイスカレー”についてです。
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