スパイスについてまとめてみた その①
🍛カレーはもちろん、食生活に欠かせないスパイス(香辛料)。
そもそもスパイスとは?その歴史は?あれこれ調べてみました。全4回にわたって紹介します。1回目は“歴史のお勉強”を中心に…
スパイスといえば…インド。
◆スパイスといえば…インド。インド料理といえばスパイス料理。
インド料理とスパイスは切っても切れない関係ですが、コショウ、クローブ、シナモン、ターメリック…古くから親しまれてきたスパイスはすべて、インドでは紀元前から使われていたといわれています。
◆インドのスパイスの歴史はインダス文明の時代がルーツだといわれ、メソポタミア・エジプトとの交易の中でスパイスが持ち込まれて、インド料理の原型が作られ発展していったようです。
そもそもスパイス(香辛料)とは?
香辛料の業界団体「日本スパイス協会」によると、食材に香り・辛み、色調を出す植物全般を「香辛料」として扱い、その茎・葉・花を【🌿ハーブ】、それ以外の部位を【🌶スパイス】としています。
香辛料は古くから世界中で親しまれているにもかかわらず、統一された定義がなく、日本料理に使われるワサビなどの薬味もスパイスとされます。
スパイスとハーブの違いは?
コショウ、クローブ、シナモン、ターメリック、ニンニク、ショウガ、ゴマ、唐辛子、マスタード、ゆず、ナツメグ、パプリカ、クミン、サフラン、ワサビ、山椒…
【ハーブ(例)】
クレソン、シソ、セロリー、チャイブ、ニラ、パセリ、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、レモングラス、ワサビの葉、山椒の葉…
スパイスを求めて争いも!
香辛料は古くからヨーロッパなどで珍重され、例えば中世ヨーロッパでははるばるインドから運ばれていたため貴重品であり、コショウ一握りの価値は🐄牛1頭分に相当するともいわれ、精密なはかりを使って1粒ずつ量り売りされたり、💰通貨の役割も果たしていたそうです。
大航海時代になると、ヨーロッパでは比較的手に入りやすくなり民衆にも広がりますが、その中でヨーロッパ各国が、産地を奪い合う“スパイス戦争”も勃発しました。
世界4大スパイスとは?
「コショウ」「ナツメグ」「クローブ」「シナモン」が“世界4大スパイス”といわれています。
今でこそさまざまな料理に使われ、スーパーで手に入るほど身近なものですが、これらが4大スパイスといわれるのは、世界の歴史を動かしたとされるスパイスだから。
古くは、スパイスを求めてヨーロッパからアジアなどを目指した15世紀の大航海時代。もっともっとさかのぼれば、古代エジプトでミイラを作るときにスパイスを使ったという記述があるなど、スパイスの歴史はとても古く、世界中で食材・薬・保存剤として重宝されていました。
その①のまとめ
香辛料の種類は100以上ともいわれ、食欲増進・疲労回復・消化吸収促進・殺菌など、さまざまな役割を果たしますが、近年は食文化の多様化により、香辛料そのものの特性を活かした商品開発も活発に行われています。
日常生活の中にも時には刺激が必要なように、定番のメニューもスパイスを使うことで違った味わいになります。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
【スパイスについてまとめてみた】2回目は“日本のスパイスの歴史”を紹介します。
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