しょうがは独特の風味と辛み、優れた薬効もあり料理には欠かせない食材です。生で使ったり、加熱して使ったり、臭い消しに、下味に…と、用途はさまざま。
🍜ラーメン界においては近年、しょうゆ・みそ・塩・とんこつに続く“第5の味”として注目を集めています。
食べ物として口から摂取するだけでなく、♨しょうが風呂・しょうが湿布など、皮膚からエキスを吸収することもできます。
そんな健効・薬効豊かなしょうがについてまとめました。vol.1では“知識編”としてお送りします。
しょうがの歴史
しょうがは食用・薬用・香辛料として、日本だけでなく、中国をはじめとするアジア各国、欧米でも広く使われています。
インド・中国では紀元前から使われ、日本には2~3世紀ごろ中国から伝わったといわれています。3世紀の『魏志倭人伝(ぎし・わじんでん)』にも記述があります。
しょうがの神社?
石川県金沢市には、しょうがなど香辛料の神様をまつる波自加彌(はじかみ)神社があります。創建は養老2年(718年)で1,300年以上の歴史があります。
社名の由来は、歯でかんで辛いもの=すなわち、しょうが・ワサビ・山椒などの古語で『薑・椒(はじかみ)』が語源。毎年6月15日に行われる「はじかみ大祭」(通称・しょうが祭り)には、清められた“しょうが湯”が参拝者にふるまわれます。
しょうがの生産
しょうがは熱帯アジア原産といわれ、現在は世界中で生産されています。
主な生産国はインド・ナイジェリア・中国。この3か国で世界シェアの4分の3を占めています。日本も、中国などから多くのしょうがを輸入しています。
日本の生産量1位は高知県で全国シェアは4割。2位は熊本県・3位は千葉県で、この3県で国内生産量の6割を占めています。
以下、茨城県・宮崎県・鹿児島県…と、温かい地域で栽培が行われています。
しょうがの分類
大きさで分類すると“大しょうが”“中しょうが”“小しょうが”に大別され、栽培・収穫方法で分類すると、以下に分けられます。
はじかみは“端が赤い”ことから、最初は“はし赤み”と呼ばれていましたが、それがなまって“はじかみ”に変わったとのこと…
しょうがの特徴
しょうがにはジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンなど、すぐれた薬効を持つ成分が豊富に含まれていて、さまざまな効果が期待できます。
しょうがの健康効果
ちなみに…しょうがの健康効果は、すりおろし > みじん切り > 千切り > 薄切り の順に高く得られるそうです。
一方、効果が高い食べ物だけに、過剰な摂取は体への刺激が強くなるので注意が必要です。
チューブ入りでも効果を得られますが、生に比べると少なくなってしまうので、チューブ入りを使うときは生の1.5倍程度の量を目安にするといいかもしれません。
積極的に活用を!
しょうがは1年を通して活躍してくれる食材です。しょうが焼きっていいですよね。冷奴にも欠かせません!冬の温活、夏バテ対策、風邪予防…さまざまな健康効果があります。
KANTO EXPRESSには「しょうが」「にんにく」関連商品がたくさんあります。
お客様の健康づくりをサポートするのも飲食店の役割のひとつ。料理などに積極的に活用していきましょう!
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