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野菜の現場~ヨーロッパ野菜の生産現場を訪ねてみました

朝は霜柱が立つ寒さがやってきた師走のある日、ヨーロッパ野菜の生産現場を訪ねて、やってきたのはさいたま市岩槻区。

さいたまヨーロッパ野菜研究会生産者さんの畑で見たこと聞いたこと、レポートしちゃいます!

~システマティック農家小澤さんにお話を聞きました~

欲しいと言われるからこそ作る。西洋野菜の生産現場!

まーちん
まーちん

今日はよろしくお願いします。早速畑を見ての感想なんで
すけど、普通のキャベツとかも作ってるんですね!

普通に食べるんで(笑)あとは直売所とかに。今は西洋野菜6、その他の野菜4の割合で西洋野菜の方を多く生産しています。

キャベツやブロッコリー等、一般野菜も生産しているけれど、お客さんが確実に欲しいと言ってくれる西洋野菜を作ることに使命を感じているよう。

小澤さんの生産物はほとんどが外の畑で作られる上物野菜。土が固いので下に伸びる野菜は滅多にやらないそうです。2棟だけあるハウスの中ではフィノッキオとカリフローレがすくすくと成長していました。

ハウス一面のフィノッキオの葉っぱのふわふわ具合は見ていて圧巻!
ふわふわの中に飛び込みたい気持ちを必死で抑えました。

▲ふわふわのフィノッキオ(フェンネル)畑。フィノッキオの隣にはカリフローレが大切に育てられています。

フェンネルは「農事組合法人FENNEL」の由来となった野菜です。作るのも売るのも難しい、技術の必要な野菜だがだからこそ法人が次へと成長していく象徴として「FENNEL」と名付けられました。

小澤さんお気に入りの野菜は?

まーちん
まーちん

いろいろやっている小澤さんですが、お気に入りの野菜みたいなのはありますか?

来年(2018年)も作りたいなと思ったのはプンタレッラ。もうちょっとうまくやればもっととれる。もっと量産体制作ってもいいかな。この畑一面プンタレッラとか面白いかなって。
逆に減らしてもいいかなと思ってるのはフィノッキオ。フィノッキオは葉っぱも折れやすし、かさばるし、あんまり…。でもやらないわけにいかないんですよ。何故なら僕らはFENNELだから(笑)
ヨロ研野菜図鑑【プンタレッラ】
プンタレッラ解説ローマ地方の代表的な野菜で、みずみずしく苦みのある野菜です。調理のポイント根元から割くように切り、水にさらしてあく抜きをしてからパスタ・サラダに。生産者からポイント土に水分が多いとみずみずしく、水分が少ないと深い味わいになる

農業はテトリスみたい?

まーちん
まーちん

今後の野菜作りはどんな予定ですか?

今は次の(2018年)夏に入れる野菜のこと考えてますよ。春に出る玉葱は、9月に種まいて、11月に苗を植えました。収穫は4月になります。
まーちん
まーちん

農家さんって常に、1年中のこと考えてますよね!

そうですね~。
テトリスみたいって言われますよね。農業って。
良く言われるのが、1年1年が違うんで、毎年一年生みたいな感じでやる方がいいってこと。結局1年で1回しか作れないんで、どんなに頑張っても一生で50回くらいしか作れないんですよ。お菓子職人は一生のうちに何百個もお菓子作るかもしれないけど、農家は一生のうちに50回位しかチャンスがない。なので、1回1回無駄にできないです。
まーちん
まーちん

なるほど~。農家さんって野菜と一緒で常に新しい気持ちで成長し続けているんですね~!

また違う季節に畑を見せてもらいたいと強く感じました。その様子はまたの機会に!

取材日(2017年12月8日)

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