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【さいたまヨーロッパ野菜研究会】現在出荷中のルーコラ・セルバティカの葉が少し黒ずんでいるのはアントシアニンのせいなのです!

※2022年1月6日納品分からの「ルーコラ・セルバチカ」が一部、葉先が少し紫色になっているものがございます。この紫色は「アントシアニン」で、「痛み」ではありません。予めご了承ください。

以前の葉物野菜特集にて、このような表記をいたしましたが、今回はこちらのルーコラセルバティカの件についてもう少し追記しようと思います。
引用元記事はコチラ

https://kanto-syokuryo.info/bs/kiji/buyer_-recommend/yasai/hamono_yasai/

こちらが、現在出荷中のセルバティカの写真です。

2022年2月現在出荷しているルーコラセルバティカ

葉っぱの先が少し変色している状態です。

野菜バイヤーより、以下のようなコメントをもらいました。

「葉の紫」は「アントシアニン」なので、「傷み」ではありません。
健康に良いとよく言われる流行の「紫」です。
この時期、植物の根が弱まると発生するようです。
少々見た目は悪いように見えますがいつも通りお使いいただけます。
しばらくはこちらの状態での納品になりますので、ご了承ください。
要は寒さにより発生したものだそうです。
品質には変わりないそうなので安心してお使いください。とのことでした!
ルーコラ(セルバーティカ) 【アントシアニン】 埼玉県産 約100G

もうちょっと解説。なんで寒いと葉が紫になっちゃうの?

そもそもなぜ寒さでアントシアニンが…?と思ってちょっとだけ調べてみたら、なるほど~~~と思った記述を見つけましたので以下に引用します。
野菜は光を受けると、「エネルギー生成」し、そのエネルギーを用いて「CO2固定」しようとします。
ご存知!光合成です。
光の強さも水分条件も、栄養(無機類)も温度も、植物にとって無理の無い良好な環境であれば、 受光によって生成されたエネルギーは、きれいに消費されます。
ただ、寒さや無機類吸収が上手く回っていないなどの条件下では、エネルギーが消費しきれず、悪さ(なんと自らの組織を破壊し光合成の阻害)をします!
そうならない為には、、、、エネルギー生成自体を抑えるぞ!となるのです。
インプットとアウトプットの平衡を保つとでも言いましょうか。
サングラスのように表皮細胞に光を吸収(光合成させない)するアントシアニンを生成し、光合成における「エネルギー生成」を抑えるのです。
とのことです!
ちょっと前の公開記事になるのですが、以下のサイトを参照しています。
なるほど、寒さによって生育が阻害されるのを防ぐべく、自らの緑の部分を減らして省エネ活動してるという感じですね!?(ちょっと過大解釈してる気もしますが…)
植物たちの防衛本能ということだと思います。
寒さなどの過酷な環境下でもたくましく生きるお野菜たちってとっても面白い!
見た目は少々いつもと違いますが、品質には問題ありませんのでぜひ変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。

 

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