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旬の「柿」食べませんか!柿で医者知らず?料理にもぜひご活用ください!柿商品もいろいろありますよ~

秋~冬の旬の果物の一つに「柿」があります。
そのまま食べるのはもちろん、加工品にしたり、料理に使ったりと、活躍の場が広いですよね。

品種によって異なりますが、主に9~12月に旬を迎え、10~11月には多くの品種が店頭に並びます。ハウス物・冷蔵ものも含めると1月ごろまで楽しめます。

風邪予防、免疫力向上、二日酔いなどに効果があるとされます。

そんな柿のこと、あれこれまとめてみました!
(柿があまり好きでない方も、情報記事としてご覧ください~)

柿と日本!

柿は東アジア周辺が原産地とされ、現在は世界中で生産されています。中国が全体の4分の3を占めていて、韓国・日本・アゼルバイジャン・ブラジル・スペインなどが主な生産国。

日本では古くから栽培され、縄文・弥生時代の遺跡からも“種”が見つかっています。「古事記」「日本書紀」にも登場していて、奈良時代には食べられていたそうです。

中国から日本に伝来したとされる当初の柿は渋柿で、干し柿にして渋を抜いたり、とろりとなるまで完熟させ甘くなってから食べていたと考えられていますが、鎌倉時代になると渋柿の突然変異で甘柿が誕生!甘柿は日本原産とされています。

日本の柿は16世紀ごろポルトガル人によって世界に広がり、今ではヨーロッパ・アメリカでも「kaki」の名前で親しまれています。

「柿」は英語で「persimmon」「japanese persimmon」「kaki」と訳されますが、一般的に柿と言うときは「persimmon」、日本の柿、特に甘柿を指すときは「japanese persimmon」「kaki」のようです。

日本では実をそのまま食べるだけでなく、さまざまな加工品(干し柿・柿酢・柿酒…)にしたり、皮を漬物に利用したり、種・ヘタは漢方薬に、葉は寿司・お茶に、さらには柿渋は染料として使われるなど、日本人の生活に深く関わってきました。

最近では、ジャムにしたり、スイーツにも使われていますよね♪

民話・故事・文芸などにも柿に関わる逸話は多いですよね。

漫画「美味しんぼ」で、あの海原雄山氏は“菓子の基本は柿”と語っています。詳しくは26巻『菓子対決!!』をご覧ください~

柿で医者知らず?

「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるほど柿は栄養価が高く、ビタミンC・βカロテン・カリウム・食物繊維などが豊富!風邪予防・免疫力向上・生活習慣病・美肌・二日酔いなどに効果があるとされます。

ビタミンCはみかんの2倍近い量含まれ、柿を1個食べれば、1日に必要な量を摂取することができます。利尿作用のあるカリウムも豊富で、二日酔いの朝に柿を食べるとよいと言われるのはそのためです。

柿には体を冷やす性質があるので“冷え性の人は食べてはいけない”と思われがちですが、適量であればもちろんOK!風邪予防・美肌のためにも食べたい果物です。

「冷え」が気になる方は、体が温まっている食後とか、温かい紅茶などと一緒に食べるのもオススメです。

柿の種類は?

柿はとても品種が多く、色・形・成熟時期などの違いにより1,000種以上あるともいわれていますが、このうち甘柿は(わずか)約20品種。

柿は「甘柿」「渋柿」に大別され、さらには甘柿は「完全甘柿」と「不完全甘柿」、渋柿は「完全渋柿」と「不完全渋柿」に分けられます。

完全甘柿…種が入らなくても渋みが抜けるもの。(「富有」「次郎」など)
不完全甘柿…種が多く入ると渋みが抜けるもの、渋抜きして出荷。(「西村早生」「善寺丸」など)
不完全渋柿…種が入ると周辺だけ渋みが抜けるもの。渋抜きすれば甘くなる。(「利根早生」「平核無」など)

 新潟県のブランド柿「おけさ柿」の品種は「平核無」「刀根早生」です~

完全渋柿…種が入っても渋いままのもの、渋抜きするとほどよい甘さに。(「西条」「愛宕」など)

柿の国内生産量は年間約30万トン。和歌山県が最も多く、次いで奈良県・福岡県と続いています。甘柿は「富有」、渋柿は「平核無」の生産量が多くを占めています。

渋柿はなぜ甘くなる?

柿の渋みのもとは果肉に含まれる水溶性タンニン。これが口の中で溶けると渋く感じるんです。甘柿も幼果のときには渋みがありますが、熟していく過程でタンニンが水溶性→不溶性に変化するため、渋みがなくなります。

甘柿にはゴマと呼ばれる黒い斑点がありますが、これはタンニンを含む細胞が黒く固まったもの。黒いまま目視できる=果肉に溶け出していない証拠なので、甘柿かどうかを見分ける“目印”になりますよ~

渋柿もアルコール・炭酸ガスなどを使って処理=渋抜きすることで、タンニンが不溶性に変化して甘くなります。また皮をむいて干すと渋みも抜け、糖度も増して、風味のある干し柿になります。

福島県が発祥の「あんぽ柿」は硫黄で燻蒸した干し柿の一種。ゼリーのようにやわらかい食感が特徴です。(画像は山梨県産です)

和歌山県特産の「紀の川柿」は(渋柿の)平核無を特別な方法で渋抜きすることで、独特な色とおいしさが味わえるブランド柿です。びっくりする色ですよね~

柿の豆知識~

おいしい柿の選び方

各地の生産者が丹精込めて育てた柿、どれもおいしいに決まってますけど~選ぶポイントとしては…(厚生労働省によると) 

1.ヘタと果実の間にすき間がない
2.ヘタがきれいな緑色をしている
3.全体が(オレンジ色に)色づいている
4.持ったときに重みを感じる
5.皮に張りとツヤがある
6.硬すぎず柔らかすぎず、硬さが均一

見た目はもちろん、実際に持ってみることが大切ですよね。

水で濡らしたキッチンペーパーなどをヘタに当てて、ヘタを下にしてポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存すると、鮮度を保つことができますよ~

「柿の日」は10月26日

俳人の正岡子規が、明治28年10月26日からの奈良旅行で、名句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとされることにちなみ、全国果樹研究連合会カキ部会が制定しました。

正岡子規は無類の柿好きだったそうで、柿くへば~のほかにも、多くの“柿の句”を詠んでいます。

柿の種は新潟県発祥ですが…

お酒のおつまみとして定番のお菓子に「柿の種」がありますよね。

有名なのは新潟県新潟市に本社を置く亀田製菓ですが、現在の柿の種を最初に作り出した…いわば元祖は、新潟県長岡市に本社を置く浪花屋製菓です。

もともとは、もち米を使ったあられを小判型の金型で切り抜いて作っていましたが、ある日その金型をうっかり踏んでしまい、そのまま使っていたら、お客様から「こんなゆがんだ小判型はない。形は柿の種に似ている」と言われ、そのヒントから、1924年(大正13年)「柿の種」が誕生したそうです。

ネーミングのルーツとなった柿は、新潟県名産の甘柿「大河津」の種を言っていたのではないかと考えられています。

意外と使える!柿料理

日本では生でそのまま食べたり、干し柿にして食べるのが一般的ですが、料理にもいろいろと使われています。そもそも海外では、料理に使うことのほうが多いようですし・・・

 柿のカプレーゼは、見た目も華やかで人気の前菜ですよね。

柿と生ハムのサラダにしたり…

柿と大根のサラダです~

柿と豚肉の生姜焼きもおいしそう!

白和えにしたり、もちろんスイーツにも!

関東食糧が誇る“市場シェフY”は、柿のポタージュを作っていましたよ~

【市場の試食レシピ】☆柿とさつまいものポタージュ☆
柿とさつまいもの甘みと、ほどよい酸味がアクセントのフルーツポタージュです。柿とさつまいもの皮から取ったブイヨンで、素材の味を最大限に引き出しました。材料(2~3人前)・柿    …大きめなら1個、小さければ2個・さつまいも…1/2本・たまね

旬の柿、いろいろアレンジしてみてください!

関東食糧大宮店には、バイヤー厳選の旬の柿・干し柿などがあります!

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KANTO EXPRESSにも「柿」商品がいろいろありますので、ぜひご利用ください!

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