スパイスについてまとめてみた その②
🍛カレーはもちろん、食生活に欠かせないスパイス(香辛料)。
そもそもスパイスとは?その歴史は?あれこれ調べてみました。全4回にわたって紹介します。2回目は“日本のスパイスの歴史”です…
日本でも古くからスパイス文化が…
実は日本でも古くから食文化にスパイスが使われています。その代表的なものが刺身×ワサビ。生魚をおいしく食べる薬味として、また殺菌効果も期待される工夫として使われています。
◆ワサビは古くから日本の山間部で自生して、江戸時代には本格的な栽培も始まりました。ツーンと鼻にぬけてさっと消える独特の辛みを持っています。
ほかにも煮物・焼物・揚物などにショウガ、トウガラシといったスパイスが使われています。
◆日本で最も古い歴史書「古事記」など1,000年以上前の書物にショウガ・ワサビなどの名前が登場、古くから日本でスパイスが使われていたことがうかがえます。
コショウなど熱帯地方原産のスパイスもそのころには日本に渡来していたようで、その後も中国との交易などによりスパイスが次々と渡来してきました。
西洋の香辛料は明治維新後に…
◆西洋の香辛料は明治維新後、西洋文化とともに続々と入ってきました。徐々に普及が進む中で、大正時代に入るとコロッケ・とんかつ・カレーといった洋食が登場。
その中でもカレーの人気は高く、カレーを提供するお店も次々と登場。スパイスを調合するという考え方もカレー粉が始まりといわれています。
◆一般家庭に普及したのは第二次世界大戦以降。高度成長期に入り食生活の洋風化が加速すると、西洋料理・中華料理・エスニック料理…と世界中の食を楽しむことができるようになり、それとともにスパイスが身近なものになりました。
埼玉県は香辛料出荷額が1位!
◆埼玉県は工業が盛んで、製造品の出荷額のいろいろな品目で全国1位となっています。
経済産業省「工業統計表品目別統計表」によると、2018年(平成30年)の出荷額では、香辛料の出荷額が442億円で全国1位!
◆香辛料市場のシェアNO1「エスビー食品」の創業者・山崎峯次郎氏は埼玉県松伏町出身。松伏町にはグループ会社(エスビースパイス工業)の工場もあります。
その②のまとめ~毎月11日は『スパイスの日』
あのケンタッキーフライドチキンが制定したもので、ケンタッキーのチキンに使われているスパイス・ハーブが全部で11種類ということから“スパイスの日”になったそうです。
ケンタッキーでは毎月11日をスパイスの日としてスペシャルなセットの販売を行っています。その11種類が何か…は明らかになっていません。“最高機密”なんでしょうね。
日常生活の中にも時には刺激が必要なように、定番のメニューもスパイスを使うことで違った味わいになります。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
【スパイスについてまとめてみた】3回目は“カレー×日本”について紹介します。
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