前回はシュレッドチーズのことについて書いたのですが、もう少しチーズについても何回かに分けて書いていきたいと思います!
さて、前回のブログの中でも触れましたが、弊社の受注サイトで最も文字検索で上位に来ているのがチーズなんです。チーズは様々な料理に使える万能食材ともいえると思います。
最近では和食や中華でも使われることが多くなってきていますので、ぜひ弊社の豊富なチーズの品ぞろえの中からお店にあったチーズを探してみてください!
プロセスチーズとナチュラルチーズ
今回はプロセスチーズとナチュラルチーズのお話です。
チーズは中東発祥(メソポタミア文明)といわれ、家畜の羊の乳を羊の胃袋で作った袋で移動していたら、乳が固まってチーズになったといわれています。
ヨーロッパで欠かせない食材になったチーズ
現在のナチュラルチーズを作るときにはレンネットという凝固剤を使うのですが、これは仔牛の第4の胃袋から取ったものです。
これがヨーロッパ全域に広がり、中国を渡って日本にも大和時代には伝わったといわれています。当時は蘇とか酪といわれていました。
ワイン・畜肉・パン中心の食文化のヨーロッパでは、チーズはどの国でも重要な食材となり、フランスでは1つの村に1つのチーズといわれるくらい、その土地その土地の気候風土に合ったチーズが作っれ発展してきました。
こうして発展してきたチーズですが、1800年以降のヨーロッパ諸国の植民地化で、ヨーロッパから遠く離れた地域でもチーズを食べたいという需要が生まれます。
でも、乳酸菌の生きているナチュラルチーズは、当時の輸送では低温管理はできないため長い船旅などで品質が劣化してしまいます。
そのため長期保存ができ、味の変わらないチーズが求められました。
そこで誕生したのがプロセスチーズです。
プロセスチーズの誕生
プロセスチーズは1911年にスイスのGerBer社が開発したといわれています。その後アメリカのクラフトフーズが1916年にも独自の開発をしているようです。
ナチュラルチーズを一度熱を加え溶かし、水などで調整して乳化剤を入れ再度固めるというプロセスチーズは、温度管理のできなかった当時では画期的な発明食材としてヨーロッパ各国アメリカで広がりました。
スイスで生まれたのはナチュラルチーズを白ワインで溶かして食べるチーズフォンデュから発想を得たのだそう。
とくにアメリカでは国土が広く輸送に適していたプロセスチーズはとても重宝され、ハンバーガー・ホットドックなどアメリカの代表的な料理には必ず使われているようになっています。
日本では昭和9年からプロセスチーズが発売されたようです。
特に戦後はアメリカの影響もあって日本ではプロセスチーズがチーズの中心となり発展していきました。
弊社でも昔からキングチーズ・マーブルチーズなどを販売して、今でもオードブルやつまみとして多くのお客様に愛用していただいています。普段何気なく使っている食材もさまざまな背景がありますね。
チーズ商品の紹介と購入はこちらから!
コメント