今年の大河ドラマは徳川家康ですがタイトルが
「どうする家康」
次から次へ巻き起こる大小さまざまな問題にどう向き合うかというところでちょっと貧弱な⁉情けない感じのそして、大きな決断の時は急にビッとする家康をうまく表現しています。
(※今回のサムネイルは関東食糧シンクリエイティブチームがまじで調子に乗りました。ほんとうにごめんなさい。)
いまのこの状況、まさに…「どうする私!」
私たちもこのコロナ禍では、緊急事態宣言で 営業どうする⁉ 時短を求められ どうする⁉ 雇用調整助成金で 従業員やパート、アルバイトなどの皆さんをどうする⁉ お酒の提供禁止 でどうする⁉ めちゃくちゃいろいろなものが値上がりしているけどどうする⁉
そして、ようやくコロナ禍があけてきたのに、金融政策、為替変動、原料高、エネルギーコストの大幅上昇、人手不足、賃上げ、ほとんどの食品の値上、鳥インフルエンザの影響によるたまご不足と本当にため息の出るような難題がどんどん降りかかってきています。
まさにリアル「どうする私!」ですよね。
「デフレからインフレへの切り替え」
ここからどうする!ということでいえばこのブログでも昨年から書いておりましたがやはり「デフレからインフレへの切り替え」がとても重要になってきます。
今まではデフレだったから、原価やコストを極限まで引き下げられた。
デフレの時は探せば今よりも安くて安定した品質のものを手に入れることができました。(これは中国や東南アジアなどの国々で安価な労働力で様々な商品を安くそして品質よく作れるようになったのが大きかったです。)
ですので同じ売価で原材料費が下がれば当然利益が出ますので売価を維持、もしくは下げてもそれ以上に原価を下げれば利益が増えます。
ですので多店舗展開をしてさらに原価下げ、オペレーションを見直し、人件費も抑えることができればもっと利益が出ますのでどんどん安価なチェーン店が生まれてきましたし、そういったチェーン店が外食産業を引っ張ってきたのも事実です。
ただ、売価を維持して原価やコストを極限まで引き下げるモデルはデフレだったからこそのモデルです。
しかし、結果として賃金上昇を抑え、気が付いたら世界の先進国の中でも最も安い部類の外食産業となり、円安に伴い給与水準もかなり低いところとなってしまったということでもあります。
この反動がいよいよ押し寄せてきているのが今の状況です。
価格高騰している今、売価変更していかないと利益が出ない!
原価になる食材はほとんどが5%から15%ほど値上がりし、エネルギーコストの上昇で水道光熱費も上がり、そして賃金も上げていかなくてはならないところに来ました。
こうなってくると売価を維持して利益を出すことが困難になってきますので売価の変更が求められます。
というか売価変更していかないと利益が出ないのでやっていけなくなってしまいます。
ですのでやっぱりメニュー売価の変更をしていくべきだと思うのです。
この辺は是非もう一度このブログを参考にしてください。
食材は6月以降には高値で安定?賃金の上昇は急速に進む予想。
食材の値上げはここ半年ぐらいで落ち着き2023年6月ごろ以降は高値で安定してくるものと思います。
エネルギー価格も原油や石炭の価格などはロシアのウクライナ侵攻前の水準に戻ってきてますので為替分やコロナ後の値上がりを加味したところとなると感じています。今よりは若干下がる水準ですね。
しかし、賃金の上昇は大手を中心に急速に進んでいくことが予想されます。
我々中小企業にはまだまだそんな余裕ないよという感じですが、大手を中心に5%以上の賃上げになってきそうです。
いずれにしても売価を柔軟に動かせる。そういった工夫が必要となりますね。
価値を上げるためには、○○力(自分たちの強み)を上げる!
売価を上げるには価値を上げる必要があります。
価値とは○○力といった自分たちの強みとなる力をこれまで以上に分析し、それをもっと強みに変えてお客様を喜ばせる、満足してもらうということがとても重要です。
「価値とは○○力」の話が読めるブログはコチラ
新しい魅力的なコンテンツを積極的に開発し、その宣伝に力を入れることで集客を伸ばし、値上げしたにも関わらず入場者が増えるという好循環になっていたのですね。
我々の外食もコストダウン、オペレーション重視の考えから、価値、魅力競争になってきました。これこそがインフレ時の一番大切なことだと思っています。
我々もお客様の価値向上!魅力度アップ!ということを一番にいろいろご提案していきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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