２０２３年 １２月３０日 で２０２３年最終営業日となりました。
今年一年間お世話になった皆様に感謝申し上げます。
2023年振り返り
5月から新型コロナウィルスが2類から5類に
本年を振り返ってみるとまずは５月より新型コロナウィルスが感染症の分類で２類から５類となりようやく日常生活が普通に遅れるようになったということがやっぱり一番です。
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外食産業もかつてのにぎわいをとりもどす。一方で人手不足問題も深刻化。
外食の制限もなくなり各地で様々なイベントが復活し多くの人出でにぎわいが戻ってまいりました。
我々外食産業も多くのお客様がコロナ前よりも忙しいとの声が聞かれるほど復活してきているところです。
しかし、一方では人手不足が深刻で募集してもしてもなかなか人が来てくれないという声を多く聞いております。
なのでピーク時にオペレーションできないので満席にできなかったり、中には複数店舗の経営をされているところでは不採算店を閉店して繁盛している店に従業員をシフトさせているお客様も見受けられます。
今後も人手不足は続いてきますので、オペレーションの見直しやDXの活用、システムの見直しや配膳ロボットの活用などが課題となってきそうです。
また、労働環境改善というところでも休日を増やしたり働く時間の自由度を上げたりと様々な工夫が必要となりそうです。
値上げラッシュ＆インフレも進んだ。
インフレが進んだのも大きなトピックスです。食品もこの２年くらいで何度も値上になった商品もありますし、ほとんどの商品が値上げになった印象です。
総値上の率としては１０％以上は値上げになったかもしれません。多くのお客様もメニュー価格の見直しを行ってきていますが、食材だけでなく、水道光熱費、人件費、その他経費なども軒並み上昇していますのでまだまだメニュー価格の改変が足りないところではないでしょうか？
国際情勢について。
国際的にみると、ロシア、ウクライナの戦争が長期化し様々な影響が引き続き起こってきていますし、イスラエルとハマスの戦争も始まりこちらも戦線が拡大していかないか大変心配なところです。こういった戦争では世界的な物流が影響を受け、思わぬものがなくなったり、物流コストの上昇がまた起こってまいります。
中国では不動産バブルがはじけ思ったよりも景気減速が起こっているという話を聞くことが多くなってきました。今までのように中国経済が旺盛で世界の景気を上げていくというようなことができなくなってきています。
この影響が来年度は顕在化してきますので注意が必要ですね。
大幅な円安。海外の外食はランチ1000円以下はもう少ない印象。
為替については本年は１ドル１５０円を突破する場面もあり大幅な円安という形になりました。
タイや香港、マカオなどの国でも物価は１．５倍ほどになっていてさらに円安で感覚的には１．５倍から３倍くらい価格が高く感じます。
特に外食は昼で１０００円以下で食べられるところも少なく、夜は１人５０００円以上出さないとそこそこのところでは食事ができません。
いかに日本の外食が外国から見たら安くてクオリティーが高いかを実感します。
私も本年は何回か海外に行きましたが、日本円がここまで弱くなると本当に日本人は貧乏になってきているなと実感しています。
それだけ今まで皆さんも含めて業界全体で頑張りすぎたのが今の日本だと思います。
2023年は充実した一年でした！
関東食糧としてもコロナの影響がだいぶ収まったということで、この８月の決算では１１９億２千万円の売上となりほぼコロナ前の売上に戻ってきたところです。
３年以上続いたコロナで大変苦労いたしましたが久しぶりにいい決算となりました。また、９月以降も順調に推移し、この１２月は売上も１２億円を超え単月では過去最高の売上となりました。これも厳しい中でもお取引を継続していただいている多くのお客様、仕入れ先の皆さん、そして頑張ってくれている社員のおかげととても感謝しております。
個人的にも今年は年男でしたが業績もよくなり、プライベートでも大きな災禍もなく過ごせ、充実した一年となりました。
来年も辰年ということで上り龍のごとく業務に励んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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