11月の話になりますがにタイ、ミャンマーへ。また先月末にはマカオへも出張に行ってまいりました。そこで感じたこと、そしてこれからの飲食業界での課題も見えてきましたので記事にまとめました。
ミャンマーへは人材の面接に行ってまいりました。
弊社はミャンマーの実習生の育成を行っています!
弊社は卸売業なので特定技能実習生の受け入れはできないのですが、一年実習生として受け入れてその間に特定技能のテストを受験してもらい、特定技能実習生 として他企業に受け入れていただく形となります。外食の特定技能実習生を取っていただき、お客様に紹介する流れを作っていきたいと考えておりました。
1月に入ってもらった実習生からは、1名が外食産業の特定技能に合格し雇用していただける流れとなりました。どんどんこの流れができるように実習生のみんなとも話していきたいと思います。
ミャンマーの子たちはとても素直な子が多く、一緒に働いている社員とも笑顔でコミュニケーションをとってもらえて、働いてもらえてます。
ミャンマーの国内事情はあまりよくないように聞こえてますが、最大都市のヤンゴンでは全くそういったことを感じることはなくとても平穏に感じます。また、ほとんどが仏教徒であり、けんかをあまりしないようです。
4期目の実習生の面接を行いました!
今回で4期目の実習生を面接に日本語学校まで行ってきました。そこでは多くの生徒が日本語を元気に学んでいます。
暑い国で教室に冷房はなく扇風機だけですが、みんな真剣に大きな声で日本語を勉強している姿は今の日本にはない熱気を感じます。
そこで先にセレクションをしていただいた最終候補者と面接をするのですが、彼らも日本に来ることは人生をかけてきますのでとても真剣です。
腕立てや腹筋のテスト、折り紙のテストなどで言われたことをできるかどうか?指示書を見てどこまでできるかを確認します。
その後面接をするのですが皆さんなれない日本語で一生懸命自己紹介や受け答えをしてくれます。今のミャンマーの月収は1万円行くかどうかですので、日本の給与は20倍です。200万円もためれば家と小さなお店ができます。5-6年という短い時間ですが、しっかりとお金をためてミャンマーに帰ることを夢見ているようです。
そろそろ1期生が卒業の時期!
弊社は2年前から採用活動を始め、全体で従業員の5%なので8人受け入れられるので4人づつ半年ずらして採用し、1期生が2期生を教えるスタイルを作っています。
住まいは会社の目の前の一戸建てを購入しそこに住んでもらっています。我々もこれで1期生が卒業し3期生と入れ替わる時期がやってきました。一期生のみんながとてもいい人たちばかりだったので今から寂しく感じています。
でも次のステップでみんなが成長していくのを楽しみにしています。
肌で感じた物価・人件費の高騰
そして、タイや香港、マカオで感じるのは何といっても高い!ということです。やっぱり感覚としては、コロナ前の1.5倍から2倍下手したら3倍くらいしているような気がします。タイの空港のマクドナルドのポテトとバーガーとドリンクのセットは約2000円でしたし、どこで何を買っても高いなと感じます。
タイではエビの工場やチキンの工場を視察しましたが、タイの工場で働いている人はほとんどが隣国のラオスやカンボジア、ミャンマーの人たちです。
もうすでにタイでも人件費が高騰し外国人労働者に頼っているのが現状です。為替も150円と円が弱いのでさらに高く感じます。
私たちの扱っている食品は、実数ベースでも約半分が輸入品ですのでやっぱりまだまだ値段が上がるもしくは高止まりとなると思います。そして何よりこれ以上安いものは、もはや難しいというのが実感です。海外ではアジアの国々でも日本以上にインフレとなっていますし、円も弱い状況では今までより安いものはなかなか難しいです。
これからは「付加価値」を高めることが重要課題!
ですのでやはりこれからは、いかに付加価値を上げていくのかということにフォーカスしなくてはなりません。付加価値をあげ、生産性を上げていくことを経営の最重要課題にしていくことが重要です。
それにはメニュー価格を変えることだけでなくバリューのある付加価値の高いメニューが必要だと考えます。今までよりもちょっといいものだったり、安い原料を使ったバリューのある商品などこれからはアイディアが重要になってきますね。
我々関東食糧でも、様々なプロジェクトを通して皆様に付加価値の高いメニューのお手伝いをさせていただきます!
どうぞカントーエキスプレスやSNSをチェックしてくださいね!
コメント