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なんで値段が上がってるの!? 値上げの要因についてお話しします。【社長ブログvol.10】

業務用食材卸の関東食糧社長の食空間創造ブログ vol.10

※こちらは2021年7月3日に公開した記事です

まだまだまん延防止等重点措置で規制が続く中ですが、7月となり休業していた飲食店の皆さんもそろそろ営業を再開しよう!と今月に入り多くのご注文をいただいております。
そんな中、久しぶりに注文したら
「ねっ、値段が上がってる~! なんで!?」となっているお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に油の値上げは半端なく1回目に800円また更に800円と大幅に価格が上昇しております。

それに伴いキユーピーや味の素といった大手食品メーカーがマヨネーズなどの値上げを発表しています。

丁度その値上げが7月1日となりました。
この辺のなんで値段が上がったのかを少しご説明させてください。

原料価格の上昇

まずは原料価格の上昇です。

こちらはシカゴの大豆定期相場の状況です。5月6日で1600¢を超えています。
7月2日現在では下落していますが1400¢を超えたところで推移し高止まりしています。

菜種に関しては何と史上最高値を更新し通常の倍の価格まで行きましたが少し戻して今は845カナダドルで1.5倍から1.6倍くらいでの推移となっています。
他にもコーン、パームなどの植物油原料が軒並み高騰しており、かなり厳しい状況です
これらの価格の上昇理由は様々な要因が重なっています。

中国の経済


まずは中国の経済が順調であるところです。
武漢から始まったといわれる新型コロナウィルスですがその後の徹底した感染対策により中国では感染が抑えられ、コロナ前と同じような日常生活ができており、患者が出たらその周辺の封鎖を行い数十万人規模の徹底したPCR検査で感染者を徹底した隔離を行い新型コロナを抑え込み続けています。
ですので実需での需要が上がっています
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また、ここ数年 豚コレラが中国国内でまん延し、小規模畜産農家での豚の飼育が禁止され、ある程度の規模の養豚しか認められなくなりました。

これによりこれまで残飯などの残滓を与えていた養豚業者はなくなり穀物飼料で衛生的に育てられる大型養豚業者に置き換わりました。
これまで以上に穀物飼料をたくさん使うようになったため中国がたくさん穀物を買っていることも要因となっています

為替も円安傾向→原料価格を上昇させる

そして為替も円安傾向でその分も原料価格を上昇させています。
アメリカドルは1ドル106円ぐらいの相場を見込んでいる大企業が多いとの新聞報道がありましたが現在は1ドル111円で推移しています。カナダドルに対しても円安傾向が顕著であり、輸入コストがその分あがってしまっています。
また、日本へ運ぶシップレート船賃も上昇していることもあります。
世界的にコロナ禍となり港で荷揚げをする労働者の不足が起こったり、航海中にコロナ患者が出て海上で待機していたりと海上コンテナが様々なところで滞っており、船賃が大幅に上昇しています。

菜種については産地であるカナダの乾燥もあり減産になるかもしれないというところもあります。

バイオディーゼルの伸長率

そしてバイオディーゼルの伸長です。

これだけ穀物需要が増えている中さらにバイオディーゼルとしての需要も増えてきているのです。
このように様々な要因から上がっている穀物相場となっています。
こういった状況ですのでさらに投機マネーが入り実儒よりも高値で推移しています。先月末にかけて大豆や菜種の相場が一度暴落しているのは投資家の利益確定の動きだと見えます。そしてまた上がってきてますので今後も更なる注視が必要です。
このような価格は2008年のリーマンショック前と2012年にも起こっています。
特に2008年の時はリーマンショックが起こり消費自体も減退したので価格が戻りましたが、今回は世界的に新型コロナが終息すると需要がさらに上がるので予断を許さない状況が続くとみています。

しばらく値上げは続きそうなので、対策を一緒に考えていきましょう

長々と面白くないことを書きましたが、しばらくは値上げが続く可能性が高いので、今後、原料の値上げに対する準備や対策が必要ですね。私たちも皆さんとともに考えていきたいと思います!
油のことに関しては、こちらの動画でも語っていますのでぜひ参考にしてください。


この記事を書いた人
臼田 真一朗

社会人スタートは味の素株式会社にて家庭用の営業!家庭用は神戸にてスーパーさんや問屋さん周りをしてました。関西の商いを学んでから、関東食糧へ入社。2013年から代表取締役しております。フードアナリスト1級、日本フードアナリスト協会理事、JSA公認ソムリエでもあります。食と仕事を通して皆さんの暮らしをより良くしていくために、より豊かで幸せな食空間を創造して世の中にわくわく、ウキウキ、いきいき、ドキドキを増やしてまいります!

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