土用の丑の日 うなぎあれこれ~其の弐
暑さが本格化する7月。この季節にスタミナ食として食べたいのがうなぎ。
日本には「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣があります。
ことし2022年は、土用の丑の日が2回あります。そんな土用の丑の日のこと、うなぎのことをまとめてみました。【其の弐】
うなぎの旬は?
そもそも…天然のうなぎの旬は、秋から冬にかけて。うなぎは水温が下がると冬眠に入る性質があり、冬に向けて脂が乗るためです。
ただ、市場の大部分を占める養殖うなぎに関しては旬はありません。
徹底した水温管理のもと、需要が高まる夏に向けて調整しながら育てられていることが多いので、いつでもおいしいうなぎが食べられます。
夏にうなぎ?
夏の土用にうなぎを食べる習慣は、江戸時代の学者・平賀源内が発案したとする説が有名ですよね。源内自身も著書の中で“うなぎ愛”を語っています。
うなぎの旬は本来は秋から冬…夏のうなぎは人気がありませんでした。
うなぎ屋から“夏場はウナギが売れないので何とかしたい”と相談され「土用の丑の日、うなぎの日」と看板を出すことを提案したところ、店は大繁盛!
それを見たほかのうなぎ屋もまねしたことで、それ以来「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習が広まったと言われています。
ほかにも諸説あり、事実かどうかはわかりませんが、江戸時代屈指のマルチタレントぶりを示すエピソードとして、当時の人たちが、土用の丑の日のうなぎと平賀源内を結びつけたのかもしれません。
やっぱりすごい!うなぎの栄養成分
うなぎはスタミナ食の代名詞ですが、ビタミン豊富で栄養価も高い!
うなぎはビタミンA・ビタミンB群・ビタミンD・ビタミンEが豊富で、ミネラルも亜鉛・カルシウム・鉄が豊富、脂質の部分にはDHA・EPAも豊富に含まれています。
また、体表面のぬるぬるした部分には、胃粘膜の保護・整腸の働きをするムチンが含まれています。
うなぎは夏バテ解消・疲労回復の効果だけでなく、免疫力アップ、美容効果、高血圧の予防なども期待できます。
*食欲がないときでも、のどごしよく食べられる「うどん」。
*酸っぱさが食欲を刺激する「梅干し」
*ほてった体の熱を取り、冷やすとされる瓜(うり)…きゅうりなど
「土用の丑の日 うなぎあれこれ」 其の参に続きます!
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